展示の全日程は終了いたしました。お越しいただき、誠にありがとうございました。

「はじめての真空展 お弁当から宇宙まで」関連ワークショップ

「真空調理」ラボラトリー

講師 中山晴奈(FERMENT ディレクター)
日時 7月20日(水)18:00 - 20:00
場所 S棟108会議室
協力 YouFab Global Creative Awards

「本展では日常生活で使われている真空技術をいくつか紹介していますが、実はレストランでも日常的に真空技術は調理に生かされています。真空調理では真空パックの中に具材や調味料を入れるので、旨味成分や風味が逃げにくいと言われていますし、「エアインチョコ」と呼ばれる気泡の入った不思議な食感のチョコレートは、「沸点が低くなる」という真空の特徴を用いて作られています。今回はそのような真空調理を実際に、食とものづくりスタジオFERMENTを主催される中山晴奈氏と一緒に挑戦します。「味が染み込みやすい」「肉が柔らかくなる」などの真相を確かめつつ、味見もしながら料理の実験をしましょう。
このイベントはYouFab Global Creative Awardsの協力で開催いたします。

※このイベントは定員が15名となっております。応募者多数の場合は抽選となりますので、ご了承くださいませ。抽選結果は18日(月・祝)中にご応募いただきましたメールアドレス宛にお送りいたします。

中山晴奈

フードデザイナー。食とものづくりスタジオFERMENTディレクター。食をコミュニケーションツールとして地域のメッセージを伝える商品開発やマーケティング、食のイベントデザインなども行う。東北食べる通信のレシピページ担当。2016年4月に山形県山形市のリノベーションビル「とんがりビル」内に食堂nitakiをオープン。


「はじめての真空展 お弁当から宇宙まで」関連企画

宇宙と真空とデザイン

登壇者 山崎直子(宇宙飛行士/女子美術大学客員教授/立命館大学客員教授)、 山中俊治(デザインエンジニア/東京大学教授)
日時 7月13日(水)18:30 - 20:00
場所 S棟1Fプレゼンテーションホール

「宇宙では呼吸ができない」「宇宙では音が聞こえない」というようなことは、みなさんどこかで聞いたことがあるかと思いますが、それは宇宙が真空状態であるためです。地球は大気で覆われていますが、はるか上空ではそれが非常に薄くなります。地球上とは全然違う環境が、そこには広がっています。

「はじめての真空展」第二期のオープニングトークは、宇宙飛行士の山崎直子氏をお迎えして、山中俊治教授との対談を行います。実際にISS組み立てミッションなどに参加した山崎氏は、現在は女子美術大学の客員教授も務めており、また、山中教授は宇宙船のデザインのモックアップをJAXAのエンジニアと製作した経験があります。今回は山崎氏に宇宙空間という極限環境について伺うとともに、そこで使われるかもしれない未来のプロダクトなどについて話し合います。

山崎直子

千葉県松戸市生まれ。1999年国際宇宙ステーション(ISS)の宇宙飛行士候補者に選ばれ、2001年認定。2004年ソユーズ宇宙船運航技術者、2006年スペースシャトル搭乗運用技術者の資格を取得。2010年4月、スペースシャトル・ディスカバリー号で宇宙へ。ISS組立補給ミッションSTS-131に従事した。2011年8月JAXA退職。内閣府宇宙政策委員会委員、日本宇宙少年団(YAC)アドバイザー、松戸市民会館名誉館長、立命館大学および女子美術大学客員教授、ふたばの教育復興応援団などを務める。著書に「宇宙飛行士になる勉強法」(中央公論新社)、「夢をつなぐ」(角川書店)、「瑠璃色の星」(世界文化社)など。

山中俊治

デザインエンジニア/東京大学大学院情報学環教授。1982年東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て,1987年フリーのデザイナーとして独立。1994年リーディング・エッジ・デザインを設立。2008~12年慶應義塾大学教授、2013年より東京大学教授。腕時計、カメラ、乗用車、家電、家具など携わった工業製品は多岐にわたり、グッドデザイン金賞、ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定など受賞多数。近年は「美しい義足」や「生き物っぽいロボット」など、人とものの新しい関係を研究している。近著に『デザインの骨格』(日経BP社、2011年)、『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』(白水社、2012年)


「はじめての真空展 お弁当から宇宙まで」関連企画

「ない」をさがす時間

登壇者 竹内薫(サイエンス作家)、 渡邉康太郎(takram design engineering ディレクター/コンテクスト・デザイナー)
司会 福谷克之(東京大学教授)
日時 6月11日(土)16:00 - 17:30
場所 S棟1Fプレゼンテーションホール

「ない」とはなんでしょうか。数字のゼロ、宇宙のはじまり、そして真空も、「ない」のかたちのひとつです。あるいは、岡倉天心が「茶の本」に記した「虚(vacuum)」の概念も、待ち続けられたゴドーの正体も、別の「ない」のあり方といえるでしょう。

この対談では、科学や数学の魅力をわかりやすく人々に伝えるサイエンス作家の竹内薫氏と、和菓子やギフト用の石けんなどの新しい物語を紡ぐプロダクトを生み出してきたデザイナーの渡邉康太郎氏が、「ない」のいろいろな要素を持ち寄り、対話します。古来より語られてきた、真空をはじめとするいろいろな「ない」の姿。みなさんも、ぜひとっておきの「ない」を持って、会場に来てください。

竹内薫

1960年7月2日東京生まれ。 東京大学教養学部教養学科(専攻、科学史・科学哲学)・東京大学理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(専攻、高エネルギー物理学理論)。理学博士(Ph.D.)。 大学院を修了後、サイエンスライターとして活動。 物理学の解説書や科学評論を中心に100冊あまりの著作物を発刊。2006年には「99.9%は仮説~思い込みで判断しないための考え方」(光文社新書)を出版し、40万部を越えるベストセラーとなる。 物理、数学、脳、宇宙、など幅広い科学ジャンルで発信を続け執筆だけでなく、テレビ、ラジオ、講演など精力的に活動している。 また大の猫好きでもあり、著作物の中に猫(シュレディンガーの猫)も度々登場する。

渡邉康太郎

takram ディレクター/コンテクストデザイナー。ブランディング、UXデザインから企業研修まで。うっかり人に伝えたくなるような「ものがたり」の火種を仕掛けたい。一冊だけの本屋「森岡書店」のVIデザインの仕事では、個人の小さな夢が世界の人の心や出版業界を動かす様を目撃。ネパール人女性の自立支援を行うLalitpurとは、オーガニック化粧品のギフトライン ”in time” をデザイン。時がくると石鹸の中からメッセージが現れる。アテネ、香港、東京で育つ。趣味はお酒と香水の蒐集や、旅先での点茶。茶名は仙康。慶應SFC卒。07年、欧州での国費研修等を経て創業期のtakramに参加。受賞多数。著書に『ストーリー・ウィーヴィング』、『デザイン・イノベーションの振り子』他。代官山ロータリークラブ副会長。


「Making Make プロトタイプの制作絵巻」×「はじめての真空展 お弁当から宇宙まで」合同企画

美しく見せるってなんだろう 研究の面白さの伝え方

登壇者 山中俊治(東京大学教授、デザインエンジニア)、 Kaz 米田(慶應義塾大学 特任助教、建築家)、 岡本 健(グラフィックデザイナー)
司会進行 角尾 舞(展示プランナー、ライター)
日時 6月4日(土)14:00 - 15:30
場所 S棟1Fプレゼンテーションホール

アーティストやデザイナーだけでなく、最近は研究者にとっても増えてきた「展示」の機会。まだまだ、研究成果を机の上に置くだけの方も多いかもしれません。

今回のキャンパス公開でも多くの研究室が展示紹介を行っていますが、S棟ではデザイナーが関わる、二つの展示が開催されます。「Making Make プロトタイプの制作絵巻」はデザインエンジニアリングを専門とする山中研究室のこれまでの研究成果を一堂に会するもので、「はじめての真空展―お弁当から宇宙まで」は、林真空イノベーション基金事業企画室が主催する、真空技術を人々に伝えることを目的としたものです。内容は全く違いますが両展示に共通するのは「研究をわかりやすく、そして美しく見せる」ということ。

今回のセッションでは、これまで何度も展示を主催してきた教授の山中俊治と、はじめての真空展を担当したメンバーが「美しく見せる方法と、その意味」について、これまでの事例などを元に話します。アウトリーチ活動に興味のある研究者の方も、異分野とまたがるデザインを知りたい方も、ぜひお越し頂ければ幸いです。

Making Make展の詳細はこちら

山中俊治

デザインエンジニア/東京大学大学院情報学環教授。1982年東京大学工学部卒業後、日産自動車を経て,1987年フリーのデザイナーとして独立。1994年リーディング・エッジ・デザインを設立。2008~12年慶應義塾大学教授、2013年より東京大学教授。腕時計、カメラ、乗用車、家電、家具など携わった工業製品は多岐にわたり、グッドデザイン金賞、ニューヨーク近代美術館永久所蔵品選定など受賞多数。近年は「美しい義足」や「生き物っぽいロボット」など、人とものの新しい関係を研究している。近著に『デザインの骨格』(日経BP社、2011年)、『カーボン・アスリート 美しい義足に描く夢』(白水社、2012年)

Kaz 米田

米国コーネル大学建築学科卒業後、来日し建築設計事務所にて勤務。ハーバード大学デザイン学部大学院建築学科修士課程主席修了。2011年、建築家伊藤豊雄氏率いるハーバード大学デザイン学部大学院東京スタジオにて、コーディネーターとチューターを兼任。2013年、東京大学工学部建築学科にてユニットマスター。2011~2014年までtakram design engineeringに参加。2014年にアーキテクチャー、アーバンリサーチとスペキュラティブ・デザインを主軸にbureau0-1を設立。現在、慶應義塾大学SFCにて特任助教。

岡本 健

グラフィックデザイナー。1983年群馬県生まれ。千葉大学文学部行動科学科にて心理学を専攻、研究の一環で調べたグラフィックデザインに興味を持ち、方向転換。卒業後、数社のデザイン事務所にて実務経験を積み、株式会社ヴォル、株式会社佐藤卓デザイン事務所を経て2013年に独立。2015年より株式会社岡本 健デザイン事務所を設立。2016年、多摩美術大学統合デザイン科非常勤講師を兼務。www.okamotoken.jp